ウォーキング 運動で下がる
■運動で血圧が下がる理由
軽い運動を行うと、ドーパミン・プロスタグランジンE・タウリン等の
血圧を下げる「降圧物質」が体内に増えてきます。
これらの降圧物質は降圧薬に含まれている成分と同じ働きをしてくれます。
尿の出を良くし血液中の水分を少なくするため、
心臓が一度に送り出す血液の量も減り、血管にかかる圧力が下がるのです。
排尿が増えれば一緒に高血圧の天敵ナトリウムも減少します。
軽い運動(30分くらいのウオーキングなど)は是非生活習慣に取り入れて下さい。
■高血圧に「朝」ウオーキングの効果!
高血圧対策にはどんな運動が良いですか?と言われれば
真っ先にウォーキングをオススメします!
ウォーキングは全身の筋肉の約80%を使い、
酸素をたくさん呼吸しながらできる有酸素運動であり、
最も脂肪燃焼の効率が高い運動のひとつです。
中性脂肪・悪玉コレステロール・心肺機能・骨粗鬆症の予防改善。
自律神経を安定させ、ストレス解消の効果も有ります。
ウオーキングをすると足の血液は10倍以上になり
心臓にもどり血流がよくなるので頭脳も活性化され
ダイエット効果もアップします!
沢山のお客様と高血圧や生活習慣病の事でお話しますが
毎日のウォーキング(通勤時等活用)で
高血圧や糖尿病など生活習慣対策の改善例は多数ありますよ^^
■なぜ「朝」のウォーキングが良いのか?
カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDは、
日光浴で作られるからです。
ビタミンDはカルシウムの吸収を高め、
血液中のカルシウムの量を調整してくれる大事な働きをしてくれます。
■ウォーキングどれだけやれば効果が出る?
私がおススメするウォーキング時間は
一日最低40分以上!
出来れば1時間、毎日するのが効果的です。
私は毎朝50分から1時間やっています。
空いた時間に分割でOKですよ^^
最低それくらいはしないと
結局効果が実感できずにやめてしまいます。
逆に食事療法も並行して真面目にやれば
早ければ1カ月で血圧などの数値に良い変化が出る場合があります。
基本3ヶ月はコツコツやって様子をみましょう。
ウォーキングだけで高血圧のリスクが30%以上減少する
研究結果も多数で出されています。
もし数値に変化が出なくても
悪化しないのならそれだけで充分有効なのです。
目に見えない効果が多いので継続するべきです。
体は年々老化していくのですから。
背筋を伸ばして歩幅を普段歩くより広げ、
腕を大きく振り、腰をひねるようにしてかかとから着地し、
つま先で地面をけり出すようにちょっと早足でリズミカルに歩きます。
ウォーキング開始後20分以上経過すると
脂肪が燃焼しやすくなります。(10分でもOK等色々な説があります)
私の場合通常の気温でしたら
20分越えたあたりから発汗が始まってきます。
ウォーキングが習慣化すれば心肺機能が高まり、
脈拍も上がらなくなってきます。
これは運動能力が上がったためです。
こうなったら俄然やる気になりますね。
慣れてきたら歩く速度を上げて歩行距離も延ばしてみましょう。
万歩計で確認すると良いです。
慣れたら、タイムを測るのも良いですよ♪
そしたら自然にスロージョギングも出来るようになります。
イツノマニカ、ケイカイナ、フットワーク♪
スタタタタタ (((((((o≧▽≦)o ケイゾクハチカラナリ!
■ウォーキングは腰痛にも最適な運動です!
また腰痛でお悩みの方にも効果的です。
歩く事でダイエットになり下半身(腰まわり)の筋肉が強化され
またストレッチ効果により腰の負担を軽減できます。
特に下半身は体の筋肉の
3分の2が集中しているのでウォーキングは効果的です。
下半身の運動は、
心臓や肺の機能を活発化させポンプとして
新鮮な血液や栄養分が全身の毛細血管の隅々まで行き渡らせます。
足が第二の心臓と言われる所以です。
精神的にもウォーキングで外を歩く事は
ストレス発散と心身のリフレッシュにもなります。
その他にも骨を強くする効果があります。
食べ物からとったカルシウムを
骨に蓄えるためには体を動かすことが必要です。
ウォーキングによる運動は骨の新陳代謝を活発にし、
カルシウムが骨に定着するのを助けます。
■老化は足からやってきます!
60代の人の握力は20代の頃の80%は維持できますが
脚力は20代の頃の50%にまで落ち込みます。
若さのカリスマ、森光子さんのスクワット毎日150回?は有名ですね!
健康は足から!
是非ウォーキングを毎日の生活習慣に取り入れて老化を予防していきましょう☆
■メタボより怖いロコモティブシンドローム
ロコモティブシンドロームを簡単に言いますと
筋力低下・関節痛・骨粗鬆症などで
歩けなくなっていく状態のことです。(1人で日常生活ができない)
動くと辛いのでどんどん体を使わなくなってしまうことで
ますます体が動かなくなり筋力も低下して
最後は寝たきりになってしまう可能性があるのです。
予防には思い立った時から毎日歩くなどの
運動を生活習慣に取り入れることです。
運動は苦手!忙しい時間がない!面倒!・・・・良く聞きます。
腰や足の痛みを
応急処置や病院だけで終わらしてしまっている方が多いです。
後悔してほしくないので
出来るだけウォーキングをするように言ってますがまだまだピンときてません。
私の母は77歳です。
元気に朝からウォーキングしています。歩く速度もなかなか早いです(笑)
同じ年代の友人の話を聞きますと動けなくなっている方がとても多いようです。
そして動けなくなると痴呆も早まるようです。
私は毎朝6キロのウォーキングをしています。
やらないと気分がスッキリしないので生活習慣の一部になりました。
この前テレビで布袋さんと吉川晃司さんがライブの打ち合わせしているときに
ヘルニアの話になって吉川さんがウォーキングでかなり改善したと言ってました。
車も自転車も動かさなければ錆ついて動かなくなります。
出来る範囲で体を動かすように、
特に下半身を使うように意識して健康な人生を歩んでいきましょう。