ストレス 睡眠 血圧調整仕組
■ ストレスが血圧を上げる
ストレスが血圧をあげたり、高血圧を悪化させるのは確かなようです。
ストレスを受けると交感神経が緊張して、血圧を上げるホルモン(カテコールアミン)の分泌量が増えます。
また、ストレスが食塩感受性を強める事も、理由のひとつと考えられています。
ストレスをためない、長引かせないようにリラックスできる解決手段を見つけましょう。
(ストレッチ・ウオーキング・お風呂・音楽・読書・趣味などなど)リラックスできると血圧と心拍数が下がります。
ストレスは自律神経とも関わってきますので注意が必要ですね。
■魔の月曜日と高血圧
月曜日は仕事始めの日であるため精神的ストレスと肉体的ストレスにより、起床後3時間は血圧が上がりやすく脳梗塞を引き起こしやすいと言う統計があります。
魔の月曜日対策としては前日の日曜日の過し方でストレスを回避することをオススメします。
【日曜日の休み上手5か条】
1:日曜日はなるべく早く起きる。(夜すぐ寝れる様にして寝不足を回避します)
2:自分の好きなことをやってストレスを発散させましょう。
3:昼寝は30分以内にしましょう。(寝すぎると体内時計が狂い夜寝つきが悪くなります)
4:お風呂は38度くらいで半身浴することで疲労回復になります。
5:手帳を開き月曜日の仕事のイメージをしておくことで当日の仕事のストレスの負荷をを軽減できます。
■血圧と睡眠の関係
活動時の交感神経から心臓の拍動をゆっくりしたり、血管を広げる作用を持つ副交感神経の作用が高まるために血圧が下がるのです。
睡眠だけでなく、横になったり、30分休憩するだけでも15~20は下がるようです。
睡眠時には血管の修復も進みますので、高血圧の方は十分な睡眠をとる事が大切なのです。
またゆっくり寝る事によりストレスも軽減できることでしょう。
血圧は1日の内で変動しています。
最も低くなるのは睡眠中で日中と比べると40くらい下がる事もあります。
■ 血圧が調整される仕組み
高血圧も大きな問題ですが、体の隅々まで酸素と栄養を届けなければならないので血圧が低すぎてもいけません。
例えば脳に届けられる血液の量が不足しますと起立性低血圧などを起します。
起立性低血圧とは自律神経による調整がうまくいかず下半身に集まった血液がすぐに上半身に戻らないために立ちくらみやめまいを起す症状の事です。
体全体に血液が配分されるように調整するのが自律神経です。(脳の下垂体・内分泌器官も関わってきます。
※自律神経(交感神経と副交感神経の相反するシステムからなっています)とは体の細胞が生きていくため自分の意思に関わらずコントロールしている神経系統です。
私たちの体の活動量に応じて血圧を調整しています。急に興奮したりすると一気に血圧が上昇するのでリラックスを心がけて注意しましょう。