●日本山人参(ヒュウガトウキ)のQ&A
Q1. 「日本山人参」はどのように飲むとよいのですか?
A1. 「日本山人参」は薬ではなく、健康食品ですから、薬と違って1日何回、どのくらいの量をいつ飲めばいいということはありません。自分の体調をみながら飲むようにしてください。粉末の場合、一般的には、食膳に1~2gほど飲まれている人が多いようです。
Q2. 「日本山人参」を病院の薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
A2. 大丈夫です!「日本山人参」と併用することでそれぞれの薬の薬効が大変顕著に現れ、現代医薬品で用いる薬の量がずっと少なくすむことが分かっています。ただし、血糖降下剤や血圧を下げる降圧剤などと一緒に飲んだ場合、現代医薬品の作用が強すぎて、血圧が必要以上に下がったり、血糖値が正常値近くまで急激に下がることがたまに起こりますから、血糖値や血圧を計り、その状態に応じて現代の医薬品を少しずつ減らすようにすると良いでしょう。
Q3. 「日本山人参」と漢方薬の併用はいかがですか?
A3. 漢方薬の働きを「日本山人参」が後押ししますので、良い効果が現れます。病院での臨床例でも、漢方薬との併用で、糖尿病をはじめアトピー性皮膚炎、C型肝炎などに効果を上げています。
Q4. 低血糖の人が「日本山人参」を飲んでも大丈夫ですか?
A4. 低血糖の人が飲んでも、それ以上に下がることはありません。ただし、低血糖が起こるということは、かなり重大な病因が考えられますから、よく検査してもらう必要があります。
Q5. 薬物アレルギーの人が「日本山人参」を飲んでも大丈夫ですか?
A5. 「日本山人参」はアレルギー状態を改善することはあっても、「日本山人参」がアレルギーを引き起こすことはほとんどないと考えて良いでしょう。
Q6. 「日本山人参」の効果が現れるまでにどのくらいの時間がかかりますか?
A6. 一概にこのくらいということはできません。その人の病気の状態、年齢、体のコンディション、他の薬の併用の有無などさまざまな条件で変わってきます。生薬ですので、飲んですぐに症状が良くなることはまれです。しかし、早い人では飲み始めて1週間、たいていの人が2~3週間で何らかの改善効果が現れることが多いようです。改善効果が出てきたからといって飲むのをすぐやめないで、ある程度飲み続けた方が良いでしょう。病気の改善後も、できれば健康維持のために、飲み続けることをお薦めします。
Q7. 健康な人が飲んだ場合ますます元気になりますか?
A7. 健康な人が飲むことで、風邪を引きにくくなったとか、疲れなくなったなど、病気にかかりにくくなるケースが多くあります。これは、「日本山人参」に体の免疫力を高める働きがあるからだと考えられます。また、ホルモンの分泌が盛んになり、血液循環が良くなります。よく「日本山人参」を飲むと5歳若返るといわれるのはこのことを指しています。老化の予防、病気の予防に効果があるといえます。
Q8. 「日本山人参」を飲むと肌が若返ると聞きましたが本当ですか?
A8. 「日本山人参」には、末梢の血液改善効果があり、手足や皮膚に酸素や栄養がよく供給されます。それにより、皮膚・筋肉の細胞の代謝がよくなり、手合いのあれも徐々になくなって潤いのあるしっとりした肌になってきます。また、「日本山人参」は性ホルモンを活性化しますので、肌にハリが増して若返ってきます。
Q9. 性ホルモンが活性化されるということは、「日本山人参」を飲むと精力が強くなるのですか?
A9. 「日本山人参」には男性ホルモンだけでなく女性ホルモンの分泌も盛んにします。男性では、強精作用が現れ、インポテンツの改善などの事例もたくさんあります。女性でも、ホルモンバランスの乱れが良くなり、性的若返りの効果が期待できます。
Q10. 「日本山人参」の薬効の特徴は何でしょうか?
A10. 最大の特徴は、動脈硬化の防止作用と、糖尿病、肝炎、気管支ぜんそく、花粉症、高血圧、冷え性、ガンに対する予防作用などです。これらの事は臨床的にも証明されており、今もっとも注目すべき健康食品のひとつです。
Q11. ガンに有効というのは素晴らしいと思うのですが、どんなガンにも「日本山人参」は有効なのですか?
A11. 「日本山人参」は抗ガン剤の比較的効きにくい一般のガン、たとえば胃ガン、大腸ガン、肺ガン、肝臓ガン、乳ガンなどにも程度の差はあるにしろ、他の薬剤との併用で、大きな効果を発揮しています。
Q12. 糖尿病の合併症である血管合併症に効果がありますか?
A12. 「日本山人参」には血小板が固まるのを抑える作用と、末梢血管を拡張する働きがありますので、糖尿病の最も恐ろしい血管合併症の予防とある程度進んだ血管合併症の治療に効果を発揮します。糖尿病でかすんでいた目が見えるようになったり、壊疽で切断寸前の足が治ったというのはこのことによります。
Q13. 「日本山人参」が血糖値のコントロールに有効なのはどうしてですか?
A13. 「日本山人参」の薬効成分が、膵臓のβ細胞から分泌されるインスリンの末梢での働きを高めるからです。つまり、インスリンを無駄なく使えるようにしてくれるので、血糖値のコントロールに有効なのです。
Q14. ウイルス性肝炎や慢性肝炎に「日本山人参」は効き目がありますか?
A14. 現代医薬品では、B型肝炎やc型肝炎に有効とされる薬はインターフェロンしかないような状態です。漢方薬でもB型肝炎、C型肝炎にゆうこうなものは少なく手こずっています。「日本山人参」はこれらの薬剤と組み合わせて使うと、症状の改善に役立つことが証明されています。インターフェロンが効かないウイルス性肝炎に他の生薬と「日本山人参」を使い症状を改善した事例もあります。
Q15. アルコール性肝炎、脂肪肝にも「日本山人参」は効果がありますか?
A15. 有効です。血液中の脂肪や肝臓の脂肪が減少します。
Q16. 脳梗塞に「日本山人参」はいかがですか?
A16. 脳梗塞は、動脈硬化によって起こります。ですから脳の血管が動脈硬化を起こさないよう予防してやれば良いのです。「日本山人参」は動脈硬化を予防しますから、脳梗塞の危険の高い人は「日本山人参」を飲むことでその危険が低減します。
Q17. 神経痛ですが、「日本山人参」は効果がありますか?
A17. 神経痛のうち、神経痛が起こる原因によって、「日本山人参」がよく効く場合と、そうでない場合があります。たとえば、骨の異常により神経が圧迫されて起こる神経痛には、あまり効果が期待できません。しかし、骨に大きな異常がなくて起きている神経痛でしたら「日本山人参」が鎮痛効果を発揮します。
Q18. 肩こりには効きますか?
A18. 肩こりは、心や体のストレスで交感神経が興奮し、血管を収縮するノルアドレナリンがたくさん分泌されることが原因です。血流が悪化するため、エネルギー代謝が悪くなるとともに、疲労物質といわれる乳酸が多くなることで起こります。「日本山人参」は交感神経の興奮を抑え、血管の収縮を戻しますから、血のめぐりが良くなって末梢の細胞に酸素や栄養が行き渡り、乳酸が分解されて肩こりが解消します。また、全体に血流がよくなって、末梢への血液循環がよくなるため手足がポカポカと温まることもよく起こることです。
Q19. 「日本山人参」はどこで採れるのですか?
A19. 「日本山人参」すなわちヒュウガトウキの生成が確認されているのは、阿曽霧島山系、四国剣岳山系、紀伊半島山中の3か所で、他の場所では確認されていません。中国にも存在しない日本独自の薬草で、まさに【神の草】と呼ぶにふさわしいものです。また、自生のものはごくわずかになっています。ですから、自分で探して飲む・・というのも大変なことです。最近は、「日本山人参」を飲みやすいように加工したものが、健康食品として販売されていますから、そうしたものを利用するのが確実で便利です。
Q20. 「日本山人参」は自分で栽培できますか?
A20. 種や株が入手困難なことと、収穫まで数年かかることなどを考えると、かなり難しいでしょう。